まとめと結論 (Summary and Conclusions)




 論文の最後にまとめと結論の章を設けて、論文全体を通しての要点を簡潔にわかりやすくまとめておく。まず、Conclusionsの章を設けて、次にSummaryの章を別立てにしてもよいが、その場合は、冗長性を避けるためにこれらの内容が重複しないようにする。

 この章はAbstractとは異なり、内容全体を含むようにする。主題に対してどのような切り口で考えるのか、目的は何かなどの、問題設定とその意義からはじめて、方法、主要な結果の内容、それから導かれた結論とその意義などを、ひととおり簡潔にまとめる。忙しい読者は、題名とAbstractを読んだ後、さっと図を眺めて、Summary and Conclusions の章を読むだけのこともある。ここには論文全体が簡潔に網羅されていなければならない。

 可能な限り冗長性を避けるべきで、不必要な繰り返しはするべきではない。主要な結果や結論をまとめるのに、箇条書きをしてもよい。



論文のアウトライン

論文の書き方