文をつなぐための表現:接続詞(句)(conjunction)
論文では文が論理的につながっていることが重要である。文の関係を明示することで、文章の論理がわかりやすくなる。その文の論理関係やつながりを示すのが接続詞(句)である。論文では論理展開の道しるべとして接続詞(句)は重要な働きをする。
理由を示す
- because: “(結論の文), because (理由の文)”のように理由が後に来ることが多い。
- since:“Since (理由の文), (結論の文)”のように理由の文が先に来ることが多い。
becauseもsinceもともに理由を表す接続詞であるが、上記のように形式が異なる。ただし、これは必ずしも決まっているわけではなく、逆のこともある。特に理由を示す文が長いときは後に理由を文がくる。理由を表す接続詞に for, asもあるが、やや口語的であまり使われない。
結果を示す
- therefore
- hence
- thus:「ゆえに」
- consequently
- accordingly
- as a result
- as a consequence
- thereby
- * so は口語的で論文では使わない。
同列・追加を示す
- in addition
- moreover
- furthermore
- further
- * and は口語的である。
反対を示す
- though:「〜だけれども」
- although:「〜だけれども」
- while
- on the other hand
- in contrast
- nevertheless:「それにもかかわらず」
- however
- * but は口語的である。
強調・具体例を示す