図4.1:気象庁レーダーから得られた台風0613号に伴う降水分布(mm/hr)。図の時刻は2006年9月17日14時(日本時間)で、延岡市で竜巻が発生した時刻に近いものである。 |
図4.2:雲解像モデルCReSSのシミュレーション(水平解像度500m)から得られた台風0613号。カラーレベルは高度1.9kmの雨水の分布、矢印は風向・風速で、その色は湿度。暖色の矢印ほど湿度が高いことを表す。赤の十字は、延岡の位置。 |
図4.3:雲解像モデルCReSSのシミュレーション(水平解像度500m)から得られた、宮崎県東海上の台風0613号に伴う降雨帯。カラーレベルは高度2kmの雨水の分布、黒い等値線は渦度で、メソサイクロンを表す。矢印は地上の風向・風速。赤の四角形は、図4.4の表示領域。 |
図4.4:図4.3の赤の四角形の拡大図。表示内容は同じ。台風の降雨帯を構成する積乱雲内にメソサイクロン(黒い等値線)があり、その付近の降水分布にスーパーセルの特徴であるフック状(釣り針状)構造がみられる。比較のために豊橋の実験(3章参照)でみられたスーパーセルを左下に示した。形状とスケールがほぼ同じであることがわかる。図中の横線は図4.5の鉛直断面の位置を示している。 |
図4.5:シミュレーションで得られたスーパーセルの東西鉛直断面。図の時刻は2006年9月17日13:40JST(日本時間)で、断面の位置は図4.4に示した。(a)カラーレベルが降水(雨、雪、あられの総和)の混合比(g/kg)、等値線が鉛直速度(m/s)、(b)渦度(/s)とこの断面内のセルに相対的な速度ベクトル(矢印)。 |
図4.6:水平解像度75mのシミュレーションで得られたスーパーセルと竜巻の高度200mの水平表示。図の時刻は2006年9月17日14:00JST(日本時間)で、図の表示領域は宮崎県東方海上である。カラーレベルは雨水混合比(g/kg)、図中の円内に竜巻がシミュレーションされている。 |
図4.7図4.6の円で示した付近の拡大図。カラーレベルは雨水混合比(g/kg)で、等値線が渦度を表しており、渦度の等値線が円形に集中しているところが竜巻に対応する。このときの渦度は中心で0.9/sという非常に大きいものに達した。 |
図4.8:図4.7に同じ。ただしカラーレベルは高度200mの気圧で分布。 |
図4.9:竜巻付近の高度0.73kmの風速分布。等値線は渦度で竜巻を表す。 |
図4.10:竜巻の南北鉛直断面。カラーレベルは降水(雨、雪、あられの総和)の混合比(g/kg)、等値線は渦度で竜巻を表す。 |
図4.11:図4.10に同じ。ただしカラーレベルは気圧偏差。竜巻の渦管に沿って気圧が低下していることがわかる。 |