21世紀気候変動予測革新プログラムの成果として作成した雲解像モデルCReSSのシミュレーションのアニメーション



このページには21世紀気候変動予測革新プログラムの研究の成果として作成された台風のアニメーションがあります。これらはすべて雲解像モデルCReSSによるシミュレーションの出力データを3次元で表示したものです。

これらのアニメーションを映像として利用する場合は、クレジットとして「21世紀気候変動予測革新プログラム(名古屋大学宇宙地球環境研究所)作成」または「21世紀気候変動予測革新プログラム作成」のどちらかをできるだけ表示してください。




21世紀気候変動予測革新プログラムの気象研究所チームの実施した全球20kmシミュレーションで、21世紀後半に発生する台風を雲解像モデルCReSSを用いて解像度2kmでシミュレーションした結果。

西部北太平洋に発生する台風のうち、最大地上風速が一分平値で67m/s、10分平均値で59m/sを超える台風を"スーパー台風"と呼ぶ。以下は21世紀後半の温暖化気候で発生したスーパー台風のシミュレーション結果である。

*このアニメーションはチーム雲解像モデリング(研究代表者:坪木和久)がシミュレーションした結果を用いて、21世紀気候変動予測革新プログラムの動画作成ワーキンググループが作成したものである。

  1. 解像度2kmの雲解像モデルで予測された、温暖化した気候におけるスーパー台風の例である。アニメーションは台風(2076年09月に発生)に伴う雲(液相と固相の両方)を立体的に表示したものである。この台風は太平洋上を北上し、日本に上陸する直前でも中心気圧880 hPa以下を維持している。この台風は、台風が太平洋上にあるとき、中心気圧870〜860 hPa、最大地上風速70〜80 m/sを4日間維持し、ほぼその強度のまま関東地方に上陸する。
    [アニメーションファイル:avi]

  2. 同上。ただし大気の流れを粒子で表現したものを重ねた。[アニメーションファイル:avi]

  3. 同上。ただし台風の内部コア領域の拡大。[アニメーションファイル:avi]

  4. 同上。ただし見る角度を変えて上陸時の立体感を強調したもの。[アニメーションファイル:avi]

  5. 同上。ただし上陸時の立体感を強調したものに粒子を重ねて大気の流れを表現したもの。[アニメーションファイル:avi]

  6. 同上。ただし上陸時の立体感を強調したものに粒子を重ねて大気の流れを表現したもの。粒子の軌跡をを短めに表現したもの。[アニメーションファイル:avi]



実際に観測された台風を雲解像モデルCReSSを用いてシミュレーションした結果。
  1. CReSSを用いた2004年の台風18号のシミュレーション結果を雲について立体的に可視化したもの。POV-Ray (Persistence of Vision Ray Tracer)により可視化した。シミュレーションは水平格子解像度1kmで、東西約1800km、南北約1300kmという広い領域で行った。(東京工業大学学術国際情報センター青木尊之教授と佐藤静香さんのご厚意による)[アニメーションファイル:wmv]

  2. 台湾に大規模な災害をもたらした2009年8月の台風8号のシミュレーション結果をPOV-Rayを用いて3次元表示したもの。アニメーションでは雲を白の濃淡で表している。南東側から台湾方向を見たものである。加藤雅也研究員作成。[アニメーションファイル:avi]

  3. 同上。ただし南側から台湾方向を見たもの。加藤雅也研究員作成。[アニメーションファイル:avi]


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