青レーダ観測日記
2001年1月25日UPDATE
2001年1月25日(木)
(出世)
6日ぶりに押水町の青レーダ入り。おととい、金田さんより。「大変です。青レーダのインスタントコーヒー(中ビン)が、すでに半分以上、減っています!」と連絡が入っていたが、その通り!しかもほんの数日の間に。これは佐野くんの仕業です。彼がコーヒーを飲む勢いはすごい!篠田さんと金田さんがベータ渦storm観測に合わせてレーダ入りするまで2日間一人で青レーダを守ってきた佐野君。本人曰く、「トラブルが起きたらどうしよう。なんとか僕が青レーダを守るんだ!」と頑張っていたという。その重圧がきっと彼をそうさせたのでしょう。そんな佐野君の左目が今日は二重になっていた。重圧から開放されると共に、少し疲れも出てきたのでしょう。「佐野くん、少し肩の力を抜いていいよ。」という坪木さんの言葉が聞こえてきそう。ごめんね、君を一人おいて名古屋に帰ってしまった先輩たちを許しておくれ。疲れた時と肌荒れには坪木さんが買ってくれたチョコラBBを飲むんだよ。
赤レーダは再び故障中で、今日は1日中修理。夕方マグネトロンを取りに赤レーダサイトより車でやって来た川畑隊員は、青レーダの快適で順調な観測環境に苛立ちをおぼえていたようだ。しかし、ちゃっかり「ココナッツラスク」2切れをお土産に持ってきた。先輩の機嫌のとり方を心得ているようである。
18:40、かねてから取材を受けていた北陸放送で、名大レーダ観測の様子が放送された。山本旅館のおばさんにビデオに録画してもらうようお願いをしておいた。私は役場の方たちと鑑賞会。皆さんも役場が映った時にはうれしそうでした。坪木助教授、篠田助手をはじめ、M1の高松さん、大東君が大活躍!普段は見られないような、気象を熱く語る高松、大東の姿に、テレビの力ってすごい!と改めて感じさせられた。ま、それはともかく、頑張って自主的に企画、準備を進めてきた降雪の接写観測も大きく取り上げられているので、早くビデオを見せてあげたい。
1月25日は北海道旭川で日本最低気温(-41度)を記録した日らしい。それにちなんで、中華まんの日でもあり、ホットケーキの日でもあることが判明。さて、そろそろネタも尽きてきましたが、今回の観測は何storm観測にしましょうか?
2001年1月26日(金)
(出世)
相変わらず左目が二重の佐野君に、「どうしてチョコラBB飲まないの?」と聞いたら、「ローヤルゼリーを持って来たんですよ。チョコラBBも名古屋の下宿にあるんですけど、荷物の関係でどちらか一つにしようと思ってローヤルゼリーを選びました!」というお返事。すげ、実はひそかに用意していたんだ。その後、ローヤルゼリーにまつわるありがたいお話を熱く語っていただきました。佐野家では、10年前に体調を崩されたおばあさんが、ローヤルゼリーのおかげで、いまでもお元気でいらっしゃること。ローヤルゼリーはお薬ではないので、どんな人でも何も気にせず飲めること。佐野家では、ローヤルゼリーが絶大な信頼を得ているようです。それはそれは、失礼いたしました。
若月さんから電話で連絡があったので、ついでに「今回の観測の名前、どうしましょうねぇ?このままだとホットケーキstorm観測になっちゃいますよ。」と言うと、関心がなさそうに、でもこみあげてくる笑いをおさえながら「そんなのホットケー。」とおっしゃいました。あ〜あ。やってしまいましたね。私たちの研究室にもそろそろ終わりが近づいているようです。
夜、上田先生がレーダサイトに到着。富山より、鱒寿しのお土産を持ってきていただきました。
2001年1月27日(土)
(出世)
相変わらずしとしとと静かな雨が降っている。レーダサイト周辺では高度約1kmに層状性のレーダエコーが広がっている。昨日から見えるエコーはずっとこんな様子。ホットケーキに見えなくもない。
2001年1月28日(日)
(さの)
コーヒーとローヤルゼリーを毎日欠かさず飲んでいる自分でございます。コーヒーの飲みすぎはちょっと体に悪いけど、ローヤルゼリーは健康食品なので、いくら飲んでもOKですよ。是非おためしあれ。もちろん、チョコラBBもね。
それはともかく、ここ2・3日の雨で先日の大雪で積もっていた雪が溶けて少なくなりました。久しぶりに全部の姿をあらわしたガードレールを見ると、「ついこの間まではここまで積もっていたんだなあ」としみじみ思ってしまいました。日陰の所はまだ雪が残っていましたが、道路上にはほとんど雪がなくなり、滑って転ぶ心配が少なくなりました。しかし、夜間に道路の凍結の恐れがあるので油断はできません。ちなみに、自分はここに来て一度も滑って転んだことはありません(多分…)。
今日は西風がとても強かったです。風は冷たかったけれど気温は高めだったので、寒さはあまり感じませんでした。