Re: 東山サイト報告


送信者:"H. Uyeda" <uyeda@ihas.nagoya-u.ac.jp>
送信時刻:2002年6月28日 11:47

橋本 様

                  上田 博


ひさしぶりに橋本さんのメールをみて、感慨もひとしおです。
橋本さんも中国に来てしまったか!?

さて、ディスドロメーターを用いた層状性と対流性の降雨の
判別ですが、陳さんとも議論して、レーダーボリュームスキ
ャンデータから対流性と層状性を陳さんの方法で識別したも
のを橋本さんのディスドロメーターデータから識別する方法
で検証して、レーダーデータで広い範囲を見るように考えて
見てください。
観測フロンティアだけで閉じずに、このような議論、研究が
進めば、現地観測に色んな研究者が参加する意味が出てくる
と思います。

これから一番面白い現象がおきるとおもいますので、観測頑
張ってください。


> 皆様こんばんは。橋本@東山です。
> chinaobs 初投稿です。どうぞよろしくお願いいたします。
> 
> 東山サイトは現在、Reddyさん、川島さん、李さん、橋本の
> 4人体制です。レーダーシェルターは後の3人で守っています。
> 6月23日までは新井さんがいて、いろいろとお世話になりました。
> 川島さんは24日にいらっしゃいました。
> 
> レーダー観測は、6分間隔で基本的に常時自動運転を行っています。
> 基本的に順調ですが、自動運転中に突然仰角が上昇または下降することが、
> 不定期に起こっています。解析の際には注意してください。
> 後は、大井さんの基板のパソコン動作スイッチの操作に苦労していますが、
> なんとかなっています。今日の午前中にレーダーを止めて、川島さんが
> 大井さんの基板周辺をみてくれました。
> 
> 清水さんの議論について、技術的な話になりますが、
> もしも、層状エコー中の対流を見分ける必要が出てきた場合、
> disdrometer のデータが役に立つかもしれません。
> 層状雲と対流雲の雨滴粒径分布のおおまかな特徴は分かっているので、
> 多少難点はありますが、粒径分布データから逆に層状性と対流性を
> 推定するというのもありだと思います。
> 
> 今後も安全に、観測に励みましょう。ではまた。
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>   Akihiro Hashimoto
>     hashi@taiki.ep.sci.hokudai.ac.jp

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名古屋市千種区不老町
名古屋大学 地球水循環研究センター
上田 博
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