netcdf および gtool5 のクロスコンパイル環境での導入
ここでは名古屋大学情報基盤センターの計算機 FX10 に netcdf ライブラリと gtool5 ライブラリをクロスコンパイルでビルドし, インストールした作業ログです.
環境
- OS
- ログインノード : Red Hat Enterprise Linux 6.4
- 計算ノード : XTCOS (Fujitsu 独自 OS)
- プロセッサ
- ログインノード : Intel IvyBridge
- 計算ノード : SPARC64IXfx
- コンパイラ
- Fujitsu Fortran compiler : frtpx (クロスコンパイル用)
- ログインノードからクロスコンパイル.
- Fujitsu Fortran compiler : frtpx (クロスコンパイル用)
準備
今回はソースからインストールする.
- netcdf (Ver.4.0.1)
- gtool5 (gtool5-20090809)
ビルド
netcdf
- ソースを展開する.
- 以下の環境変数を設定する.
$ export NCBYTE_T="integer(selected_int_kind(2))" $ export NCSHORT_T="integer*2" $ export NF_INT1_T="integer(selected_int_kind(2))" $ export NF_INT2_T="integer*2" $ export NF_INT1_IS_C_SHORT=1 $ export NF_INT2_IS_C_SHORT=1 $ export NF_INT_IS_C_INT=1 $ export NF_REAL_IS_C_FLOAT=1 $ export NF_DOUBLEPRECISION_IS_C_DOUBLE=1 $ export CC=fccpx $ export FC=frtpx $ export CPPFLAGS='-DNDEBUG -DNAGf90Fortran'
- configure を実行する.
$ ./configure --prefix=[任意のディレクトリ] \ --host=sparc64v-sparc-linux-gnu \ # FX10 の場合. --disable-utilities \ # ncdump 等を作成しない. --disable-fortran-compiler-check \ --disable-fortran-type-check
- make を実行する.
$ make $ make install
gtool5
- gtool5 のインストールページ 参照.
- ただし, 以下の 2 点に注意する.
- frt on SPARC Enterprise M9000 での gtool5 インストール に示される設定変更を行うこと.
- configure 実行時に netcdf と同様, "--host" オプションをつける.
- ただし, 以下の 2 点に注意する.