計算に必要な外部データの取得・変換
CReSS はディレクトリ User_Mod に格納されている外部データ入力用ソースコードをユーザが任意に改変することができる. そのため, 原理的には任意のファイルフォーマットがサポートされている. しかし, デフォルトでは 4 byte ダイレクトアクセス形式のフォーマット となっている. 以下では, 外部データとして必要なデータの種類とその主な取得先を列挙し, デフォルトのデータフォーマットで CReSS 入力用の外部データに変換する方法を記載する.
CReSS での計算に必要な外部データ
3 次元大気データ (必須)
- 気象庁 GSM, MSM データ : 京都大学生存圏研究所グローバル大気観測データ
- 気象庁 55 年再解析 (JRA55) データ : 気象庁 JRA55 プロジェクト
- ECMWF 再解析 (ERA-interim) データ : ERA-interim
- 他にも後程追加
2 次元海面水温データ (任意)
- 気象庁 MGDSST : NEAR-GOOS
- FORA-WNP30 データ : JAMSTEC Data Catalog
- OISST : NOAA-NCDC
- 他にも後程追加
2 次元地形データ (任意)
- SRTM30 : USGS
- 他にも後程追加
2 次元海氷データ (任意)
2 次元土地利用データ (任意)
データ変換
上記リンクのうちいくつか代表的なデータに対しては, 辻野作成の変換ツールにおいて変換可能である. 上記データソースからダウンロードした入力ファイルはこれらのプログラム群で CReSS 入力用ファイルに変換可能である. このプログラム群の中には user.conf のデータから計算領域の広さと入力データのカバー範囲を図示できるプログラムも同梱されている.